金正男殺害事件、実行犯の女性2人の審理続行を決定(提供:news1)
金正男殺害事件、実行犯の女性2人の審理続行を決定(提供:news1)
マレーシア裁判所が昨年、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の異母兄にあたる金正男(キム・ジョンナム)氏を殺害した容疑で起訴された実行犯の女性らに対して、審理の続行を決定した。

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 AFP通信によるとマレーシア・シャーアラムの高等裁判所は16日(現地時間)行われた公判で、検察の最終意見を聞いた後、「殺人容疑を裏付けるのに十分な証拠がある」との見解を示した。

 裁判所は「手続きにより、検察が被告に対して有罪を確定できる証拠を持って来たのか確認しなければならない」とし、被告人らに最終弁論を指示した。

 最終弁論の指示を受けた被告人らはショックを受けた状態で、涙を流したとAFP通信は伝えた。

 マレーシアの法律上、被告側の新たな反証がなければ有罪が言い渡されるものとみられる。現地の刑法は殺人罪で有罪判決を受けた場合は例外なく、死刑に処すことになっている。

 裁判所は「(被告人らが)金正男死亡事件が政治的な暗殺に利用された可能性を排除できないが、これを証明する証拠が不十分だった」と述べたとロイター通信は伝えた。

 インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告とベトナム国籍のドアン・ティ・フォン被告は昨年2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で金正男氏の顔に神経作用剤VXを塗って殺害した容疑で当局に逮捕され、同年10月から裁判を受けてきた。


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