再会行事の会場となる金剛山ホテルで関係者から説明を受ける千次官(左から2人目、統一部提供)=1日、ソウル(聯合ニュース)
再会行事の会場となる金剛山ホテルで関係者から説明を受ける千次官(左から2人目、統一部提供)=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の千海成(チョン・ヘソン)次官が1日訪朝し、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事(8月20~26日)が実施される予定の南東部・金剛山地域を訪れ、行事で使用する施設の補修状況を点検した。同部が伝えた。 千氏は、再会行事の参加者が利用する宿泊施設や昼食会・夕食会の会場、地域の消防署など関連施設全般を点検した。 北朝鮮側からは金剛山国際観光特区指導局の副局長や、朝鮮赤十字会の関係者約10人が点検に参加した。 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は先月31日付の論評で、現在は中断している南北経済協力事業・開城工業団地と金剛山観光事業について韓国政府の対応を非難し、団地の操業と金剛山観光の再開を要求したが、この日の点検で北朝鮮側の関係者は金剛山観光の再開問題については言及しなかったという。 千氏はまた、施設の補修工事を行っている韓国の現場関係者約60人を激励した。 統一部は「南北は今回の共同施設点検を通じ、離散家族再開行事が支障なく行われるよう、補修工事を期限内に終えるために積極的に協力していくことにした」と伝えた。 訪朝には統一部当局者や金剛山観光事業者の現代峨山の関係者ら、8人が同行した。 千氏は訪朝する際、金剛山観光の再開に関する協議は今回の目的ではなく、離散家族再会行事の準備状況の点検に専念すると述べていた。
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