板門店に向け出発する韓国側代表ら=31日、ソウル(聯合ニュース)
板門店に向け出発する韓国側代表ら=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は31日午前10時から、軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で9回目の南北将官級軍事会談を開催する。韓国側首席代表のキム・ドギュン国防部対北政策官(陸軍少将)らが同日朝、板門店に向け出発した。 約1カ月半ぶりとなる今回の将官級軍事会談では、非武装地帯(DMZ)の平和地帯化など、4月の南北首脳会談の「板門店宣言」に盛り込まれた朝鮮半島の軍事的緊張緩和を集中的に協議する。 DMZ内にある見張り所(GP)からの兵力と装備の撤収も議題となりそうだ。韓国国防部は、南北の協議に基づきGPから兵力と装備を試験的に撤収させた後、段階的に撤収を広げることも可能との立場だ。 このほか、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の一帯を「平和水域」にするための協議も重点的に行われる可能性がある。韓国側は黄海での敵対行為の中止、NLLを基準にした平和水域設定などを提案するとされる。 北朝鮮の首席代表は前回と同じく、安益山(アン・イクサン)陸軍中将(韓国の少将に相当)が務める。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0