24日午後、NSCを主宰する文大統領=(聯合ニュース)
24日午後、NSCを主宰する文大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の関係者は25日、米戦略爆撃機B1Bが武力誇示のため23日夜から24日未明にかけて北朝鮮東沖の国際空域を飛行したことについて、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米ニューヨークに滞在していた時から、リアルタイムで報告されており、韓米がこのことについて細かく協議し、その内容が文大統領に報告されていた」と説明した。 また「韓米間で十分に事前協議が行われ、緊密な連携の下で作戦が実行された」とし、連携とは同意したとの意味であることを強調した。 文大統領は日本時間の19日未明から22日午前7時ごろまでニューヨークに滞在した。北朝鮮の「完全破壊」に言及したトランプ米大統領の国連総会演説に反発した北朝鮮が、「超強硬対応措置」を検討するとした金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の声明を公開したのは22日午前7時直前だった。 米爆撃機が北朝鮮東沖を飛行したことを巡り、米国が韓国と事前協議をしなかったため、その対応を議論するため青瓦台が国家安全保障会議(NSC)を緊急開催したとする見方が一部で出ていたが、同関係者の発言はこれを否定したものと受け止められる。 一方、国防部のイ・ジンウ広報課長はこの日行われた定例会見で、B1Bの飛行は韓米間で十分な事前調整があり、緊密な連携の下で行われたことを再度強調した。 またB1Bが北朝鮮東沖を飛行した際の北朝鮮軍の動向について、韓国軍合同参謀本部は「今回米国による軍事的措置が行われている間、韓米両国は北の軍の動向に対する監視を強化していた」とし、「北の軍の動向については具体的に話すことはできない」と述べた。
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