“故金正日の日本語通訳”の更迭、中国内北朝鮮レストラン集団脱走事件に関連
“故金正日の日本語通訳”の更迭、中国内北朝鮮レストラン集団脱走事件に関連
北朝鮮の故金正日(キム・ジョンイル)労働党中央委員会総書記の日本語通訳を務めた黄虎男(ファン・ホナム)朝鮮対外文化連絡協会副委員長の“更迭”が、昨年4月に発生した中国内北朝鮮レストランの従業員集団脱走事件と関連があるとみられることが分かった。日本メディアが14日、報道した。

 メディアはこの日、北朝鮮消息筋を引用し、「北朝鮮レストランの従業員らが脱走し、韓国に亡命した事件に関連して黄副委員長が(当局から)責任を問われた」として、このように伝えた。

 中国浙江省寧波の北朝鮮レストランで働いていた支配人と女性従業員13人は昨年4月7日、韓国に入国した。北朝鮮は彼らが韓国の国家情報院に拉致されたとして、送還を要求してきた。

 黄副委員長は妻と共に、中国との国境に近い咸鏡北道(ハムギョンプクド)茂山(ムサン)の鉄鉱山に送られたもようで、労働と思想の再学習をする「革命家教育」を受けていると伝えられた。

 しかし、別の消息筋は「いずれ平壌に戻されると聞いている。復権する可能性がある」と伝えた。

 黄副委員長は1965年生まれで、平壌外国語大学日本語学科を卒業し、1990年に故金日成(キム・イルソン)主席と日本自民党の金丸信元副総理の会談、そして、2002年と2004年には金総書記と小泉純一郎首相(当時)の会談時に、北朝鮮側の通訳を担当した。

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