金正恩氏の視察写真に新型SLBM「北極星3」…意図的に露出か?(提供:news1)
金正恩氏の視察写真に新型SLBM「北極星3」…意図的に露出か?(提供:news1)
韓米合同演習「乙支フリーダムガーディアン」が3日目を迎えた中、23日、北朝鮮が「北極星3」などまだ発射実験をしていない新型ミサイル2種類を公開したと推定される。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 北朝鮮の労働党機関紙労働新聞はこの日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の国防科学院化学材料研究所視察のニュースを伝え、関連写真を10枚掲載した。

 この中の1枚には金委員長が関係者らと対話する姿の後方に「水中戦略弾道弾 北極星3」と書かれた説明板が壁にかかっていることがわかる。説明板には「北極星3」の構造とおもわれる絵も描かれている。

 「北極星」は北朝鮮が固体燃料エンジンを使用して開発している潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)である。北朝鮮は昨年8月24日、「北極星1」の発射実験し成功した。続けてことし2月12日にはこれを地上で打ち上げることができるように改造した「北極星2」の発射実験も成功した。

 またこの日の写真で見られる「北極星3」は「北極星2」をアップグレードした固体燃料基盤の新型SLBMと推定される。

 北朝鮮は先立ってことし4月に「北極星3」と推定される新型ミサイルを公開したことがあるが、北朝鮮メディアを通じて関連内容を公開したのは初めてだ。

 キム・ドンヨプ慶南大極東問題研究所教授は「『北極星1』の射程距離や弾道重量を大幅に向上させた新型」と推定した。

 一方、同じ写真の中の別の壁には大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星13型」と推定されるミサイル構造が描かれた説明版が見える。

 この日、北朝鮮が金委員長の国防科学院の視察を報道しながら新ミサイルを公開したのは現在、UGFが行われている点で脅威レベルを高めようとする意図的な露出とみられる。

 特に、米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」が去る7日に撮影した北朝鮮・新浦造船所の産業衛生写真を分析した結果、北朝鮮がSLBMを海上で発射実験する準備をする状況がとらえられたと明かしており、北朝鮮の今後の動向が注目される。


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