5月に土下座して五輪出場を訴えた朴泰桓=(聯合ニュース)
5月に土下座して五輪出場を訴えた朴泰桓=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】大韓体育会は8日、北京五輪競泳男子400メートル自由形金メダリストの朴泰桓(パク・テファン)のリオデジャネイロ五輪出場を認めることを決めたと伝えた。当初は国内の規定を理由に、ドーピング(禁止薬物使用)違反で国際水泳連盟(FINA)から処分を受けた朴をリオ五輪の代表に選ばなかったが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が五輪出場は可能との判断を示したことで、出場を認めた。 朴はドーピング違反でFINAから1年6カ月の選手資格停止処分を受けた。処分は今年3月に終わり、4月の復帰戦では五輪参加標準記録を上回る好記録をマークした。しかし、大韓体育会は処分終了から3年間は国家代表になれないとの規定に基づき朴をリオ五輪の代表に選出しなかった。 朴は規定を不服とし、4月にCASに提訴。この日、CASが朴の主張を受け入れ五輪に出場する資格があるとの判断を示したことから、大韓体育会も従うことにした。 韓国選手で初めて競泳の五輪メダリストになった朴は国民的英雄。今年5月には記者会見で土下座しながら「国に奉仕できるよう、1度だけチャンスを与えてほしい」と訴えた。
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