朝食会を兼ねた懇談会に出席する朴市長(右から3人目)=(聯合ニュース)
朝食会を兼ねた懇談会に出席する朴市長(右から3人目)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長がここ1年で法人カードを最も多く使用した飲食店は「ソウル市庁職員食堂」だった。 市民団体の情報公開請求によって明らかになった朴市長の業務推進費使用内訳を見ると、昨年6月から今年5月まで業務推進費として法人カードで計2億2750万ウォン(2048万円)を使用した。飲食店での食事代がほとんどで、市長室の茶菓子代、職員の慶弔費、職員激励などの目的で支出した記録は少数だった。 飲食店のうち最も多く利用したのは庁舎内の職員食堂で、この1年で74回利用し3612万ウォン使用したと集計された。 次いで、庁舎近くの精進料理店が20回、鍾路区の自然食専門店(14回)、庁舎近くの日本料理店(14回)、世宗文化会館地下の飲食店(14回)、中区の中国料理店(13回)の順。 職員食堂での利用が最も多い理由は、朴市長の業務スタイルにある。自由な討論を好む朴市長は庁舎8階にある懇談会場で幹部職員や外部の専門家、来客と意見を交わしながら朝食や昼食を取るケースが多い。 4人ほどで行われる会議や数十人が出席する懇談会も開かれるが、多くは10人前後が参加する懇談会だ。 懇談会の食事メニューは職員食堂の調理スタッフが考え提供される。市によると、カルビの煮込みや魚料理をメーンとする韓国料理で、季節に合わせた簡素なメニューだという。食事代は1人当たり2万ウォンほどで、職員食堂で食べるより多少高い。 市関係者は「高級料理店の個室ではなくオープンな空間で政策について自由に意見を交わそうというのが朴市長のスタイル。海外からの来客とも懇談会場で一緒に食事をしながら交流を深めている」と説明した。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0