違法操業の中国漁船を拿捕仁川海洋警備安全署と海軍は11日午後、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯し、韓国側海域で違法操業を行っていた中国漁船1隻を拿捕(だほ)した。漁船は取り締まりのために乗船した海洋警備安全署の隊員たちを
違法操業の中国漁船を拿捕仁川海洋警備安全署と海軍は11日午後、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯し、韓国側海域で違法操業を行っていた中国漁船1隻を拿捕(だほ)した。漁船は取り締まりのために乗船した海洋警備安全署の隊員たちを
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は13日の定例記者会見で、北朝鮮が中国に対し南北軍事境界線に近い黄海上の漢江河口の漁業権を売ったとの見方が出ていることについて、「可能性はあるがこれまでに確認された事項はない」と述べた。 韓国海軍と海兵隊、海洋警察、国連軍司令部軍事休戦委員会は10、11両日、漢江河口の中立水域で違法操業する中国漁船を取り締まる合同作戦を実施した。現場水域に残っている中国漁船約10隻は取り締まりを避け、現在、北朝鮮側の沿岸に停泊している。 しかし、北朝鮮が中国漁船を取り締まる動きは見られず、漢江河口の漁業権を中国に売ったのではないかという観測が出ている。北朝鮮は韓国と国連軍司令部による取り締まりについても特に反応を見せていない。 文報道官は北朝鮮が反応を示していない理由を尋ねる質問に、「北の反応がない理由について予断はできない」と答えた。 12日は実施しなかった合同作戦を再開するかどうかについては「気象と中国漁船の動向などを総合的に考慮し判断する計画だ」と伝えた。 韓国軍などは10日と11日に作戦を実施したが、12日は中国漁船が北朝鮮側に停泊していたため出動しなかった。 作戦を行う隊員らは1953年の朝鮮戦争休戦協定の合意書に基づき、北朝鮮の沿岸から100メートル以内に進入できない。
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