【ソウル=聯合ニュース】国連安全保障理事会の対北朝鮮追加制裁決議案の採択が3月以降に持ち越される見通しとなった。 政府消息筋は29日聯合ニュースの取材に対し、「安保理理事国に回覧された決議案草案に対し最終合意がなされず、韓国時間でも米・ニューヨーク現地時間でも今月中の採択は難しいものとみられる」と伝えた。 同消息筋によると、ロシア側が草案に対する検討のため、さらなる時間を要求しているという。安保理の全体会議で決議案を採択するには、15カ国の理事国が草案について調整を行い、合意した状態になっていなければならないが、ロシアの態度が確定していないことが分かった。 ただ、ロシア外務省は29日(現地時間)、ラブロフ外相と米国のケリー国務長官が前日電話会談を行い、同決議案とシリア休戦問題について協議したと明らかにしており、米中間の調整が終盤に差し掛かっていることを示唆した。  政府消息筋は「現時点では、早ければ現地時間で2日、韓国時間で2日深夜から3日明け方に採択が可能になるものとみられる」と話した。 yugiri@yna.co.kr
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