【ソウル聯合ニュース】緊迫した情勢が続くイエメンに滞在していた韓国人3人が31日、国連の航空機で近隣国に退避した。 同国の首都サヌアにある韓国大使館に最後まで残っていた職員2人も同機で退避した。韓国外交部当局者によると、海賊対策のためソマリア沖のアデン湾に派遣されている清海部隊の艦艇に臨時の事務所を設置し、イエメンに残っている韓国国民の保護活動を行う予定という。 今回5人が避難したことで、イエメンに残る韓国人は23人となった。外交部は退避勧告を続けているが、23人は同国に残る意思を示しているとされる。 イエメンではイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」が政権を掌握したと一方的に宣言するなど治安が急速に悪化。米国、英国、日本などの主要国は大使館を一時閉鎖した。 韓国政府は同国を「旅行禁止国家」に指定しており、旅券使用の許可がなければ渡航できない状態だ。 ikasumi@yna.co.kr
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