コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が30日発表した国際収支(速報値)によると、11月の経常収支は114億1000万ドル(約1兆3769億円)の黒字だった。黒字額は前月に比べ25億7000万ドル増加し、昨年10月(111億1000万ドル)を抜いて単月で過去最大を記録した。 黒字は33カ月連続。11月は輸出入ともにマイナスだったが、原油価格の下落で輸入の減少幅のほうが大きかった。 1~11月の累計黒字は819億ドルで、前年同期を73億5000万ドル上回っている。通年の経常黒字は韓国銀行が予想していた840億ドルを超え、過去最高を更新する見通しだ。また、1986年6月から3年2カ月続いた黒字最長記録を破る可能性も高い。 11月の商品収支(貿易収支に相当)黒字は101億5000万ドルで、前月の84億9000万ドルから大幅に拡大した。 輸出が502億ドルで前年同月比4.8%減少した。品目別(通関ベース)にみると、鉄鋼製品(17.5%減)やディスプレーパネル(14.1%減)の減少幅が大きい。一方、輸入は400億4000万ドルで、減少幅は10.4%と1年9カ月ぶりの大きさとなった。原油安の影響で原油(8.6%減)や石油製品(7.5%減)などの輸入額が減ったため。 韓国銀行の担当者は「中国の加工貿易の萎縮と原油価格の下落で、通関ベースの輸入が減った」と説明した。 11月のサービス収支は前月とほぼ横ばいの2億ドルの赤字だった。 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支は、配当所得が増え、黒字が前月の9億7000万ドルから11月は16億7000万ドルに拡大した。 経常移転収支の赤字は前月の3億6000万ドルから2億1000万ドルに縮小した。 mgk1202@yna.co.kr
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