画像は、オーストラリア・シドニーの中心部にあるカフェで発生した人質事件の現場写真。同事件はイスラム国(IS)が関与しているとの見方も強まっている。(画像:news1)
画像は、オーストラリア・シドニーの中心部にあるカフェで発生した人質事件の現場写真。同事件はイスラム国(IS)が関与しているとの見方も強まっている。(画像:news1)
15日、オーストラリア・シドニーの中心部にあるカフェで人質事件が発生。この事件で、人質となった人物の中に韓国人も含まれてるとし、韓国政府は確認を急いでいた。その直後、この人物は「韓国国籍ではない、オーストラリア市民権を保有する韓国系女性」と報じられるなど、情報は錯そうしている。

 また、同事件はイスラム国(IS)が関与しているとの見方も強まっている。現地メディアは、シドニー中心部の金融街にあるカフェで、何者かが人質をとって店内に立てこもっていると報道。また、カフェの窓にはアラビア語が書かれた白と黒色の旗が外を向けて掲げられているため。

 イスラム国は、英語でIslamic State、略称IS。イラクとシリアで活動するサラフィー・ジハード主義組織で、2014年6月、カリフ制イスラーム国家の樹立を宣言し、「イラクとシャームのイスラーム国」という意味から改称した。国家の樹立を宣言したが、欧米諸国やイラク、シリアなどの政府が認めておらず、周辺のシーア派スンニ派イスラム教諸国などからも国家としては承認されていない。日本も国家とは認定していない。

 ことし9月、米CNNは、イラクとシリアでイスラム国反乱軍として活動し、イラク政府軍に逮捕されたサウジアラビア人の話として「イスラム国には多様な国籍の人がいた。その中には韓国人もいた」と報道。しかし、韓国政府は「イスラム国の韓国人が隊員として加わっているかどうかについては、確認できない」とした。

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