【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央テレビは26日午後、北朝鮮で30~31日に開催される国際プロレス大会「インターナショナル・プロレスリング・フェスティバルin平壌」の予告映像を放送した。1分程度の長さで、大会の日時や場所のほか、レスラーの顔写真などが紹介された。
 映像は、プロレスの攻撃的な印象を強調するもので、同局が日常扱っている映像とは異なっていた。リング上で多様な技を駆使するレスラーの様子を見せ、視聴者の目を引いた。
 映像のナレーションは、「日本、フランス、ブラジルなどの国から来た男女プロレス選手たちが1対1と2対2で競技を進行する。今大会は国家間の文化交流を強化し、体育技術を発展させる契機になるだろう」と説明した。
 北朝鮮で開催される国際プロレス大会は1995年に続き今回が2回目。
 北朝鮮がテレビ放送を使ってまでスポーツ競技を広報するのは、娯楽が少ない住民らに新しい文化やスポーツに接する機会を与えるためとみられる。
 日本維新の会のアントニオ猪木参院議員と北朝鮮の関係者が共同実行委員長を務める今回の大会は、今月30~31日に平壌市内の柳京鄭周永体育館で開かれ、ボブ・サップ(米国)、ジェロム・レ・バンナ(フランス)、ピーター・アーツ(オランダ)など17人が参加する。

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