【木浦聯合ニュース】韓国旅客船セウォル号の沈没事故で、光州地検は26日、同船の運航会社・清海鎮海運のキム・ハンシク代表取締役、常務、海務チーム長、物流チーム長、同次長の5人を業務上過失致死傷、業務上過失船舶埋没、船舶安全法違反の罪で起訴した。
 5人は事故の原因となった過積載、貨物固定の不備などについて認識していたにもかかわらず放置し、多くの人命被害を出したとして起訴される。船舶を改造し、船がバランスを崩した際に元に戻ろうとする「復原力」に問題があることを知り、積載貨物量を減らすなどの措置が必要であったにもかかわらず、放置していた。
 また、船に問題があることを知っていながら運航を続け、売却しようとしていた事実も明らかになった。
 さらに、貨物の過積載を前提とした収益増加を指示し、毎日報告を受けていたという。
 同船は復原性に深刻な問題がある状態で運航を続け、事故は、無理な変針や過積載、乗務員の重大な過失などが重なり起こったものと検察は判断している。
 検察は同社の実質的なオーナーである兪炳彦(ユ・ビョンオン)氏についても、身柄が確保され次第、業務上過失致死容疑などで立件する方針だ。

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