【ソウル聯合ニュース】8月に来韓するローマ法王フランシスコが朝鮮半島の平和を祈念しソウルの明洞大聖堂で執り行うミサに、北朝鮮のカトリック関係者が参列する方向で調整が進められている。韓国天主教(カトリック)が25日、明らかにした。
 韓国天主教主教会議とソウル大教区民族和解委員会が今月中旬、中国・瀋陽で行った北朝鮮の朝鮮天主教協議会の関係者との会合で要請したという。
 韓国天主教は法王の来韓が確定した3月以降、法王が出席する行事に北朝鮮のカトリック関係者を招待したいとの意向を表明してきた。
 韓国天主教側は会合で、「朝鮮半島の平和に強い関心を持つ法王が執り行う平和祈念のミサ」だとして、北朝鮮の信者らの参列を期待した。朝鮮天主教協議会側は、内容を綿密に検討してから回答すると述べたとされる。
 ソウル大教区の報道官によると、廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿は北朝鮮の開城工業団地を訪問した翌日の22日にラジオ番組に出演し、「北の信者の招請を基本に考えている」との考えを明らかにしていた。

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