【ソウル聯合ニュース】韓国の地上波放送局が来年12月末からフルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度を持つ4Kテレビの放送を実施するという計画を出した。
韓国KBS技術研究所のイム・ジュンゴン・チーム長は17日にプレスセンターで開かれた「4Kテレビ活性化のための700メガヘルツ周波数活用案」と題したセミナーで、「6月に地上波での4Kテレビ放送開始のための標準化作業を終え、2015年末には本放送を実施する」という内容の「短期推進ロードマップ」を公開した。 
このロードマップによれば地上波放送局3社は今年5月から12月まで、4Kテレビ放送をリアルタイムSFN(単一周波数ネットワーク)方式で実験放送する予定だ。また年末までに4Kテレビ放送技術基準を定め、制作および編集施設の構築を完了し、コンテンツを制作する計画だ。
韓国の地上波放送局各社は過去2年間、4Kテレビのフィールドテストを行い、世界で初めて地上波で「4k/30p」「4k/60p」の試験放送をしている。
イム・チーム長は「4Kテレビ放送を準備してきた地上波3社は『国民幸福700プラン』を誠実に実行する」とした上で、「700メガヘルツ帯域の周波数を放送用として配分しなければならない」と主張した。
昨年11月、地上波放送局各社は今後10年間、1兆1000億ウォン(約1082億円)を4Kテレビの設備投資に使い、7兆ウォンをコンテンツに投資するという「国民幸福700プラン」を発表した。

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