【ソウル聯合ニュース】操業が中断している開城工業団地の正常化に向け韓国政府が29日に北朝鮮に行った最後の協議実施の提案について、北朝鮮は3日目も反応を見せなかった。
 韓国統一部によると、軍事境界線がある板門店の南北連絡官が31日午前9時の業務開始通話と午後4時の終了通話を交わしたが、韓国側の提案に対する北朝鮮の返答はなかった。
 統一部の金炯錫(キム・ヒョンソク)報道官は同日の定例記者会見で、団地が国際的な競争力のある工業団地として発展的に正常化しなければならないという政府の立場に変わりはないと主張。「団地の発展的な正常化のためには、一方的な操業中断の事態が再び起こってはならない」と強調した。
 また、北朝鮮からまだ返答がないことについて「北朝鮮に誠意ある立場の変化とともに、迅速で前向きな返答を求める」と呼びかけた。
 統一部は29日午前、板門店の連絡事務所を通じ、北朝鮮に7回目の南北間実務協議の開催を提案する統一部長官名義の通知文を送った。
 政府は通知文で協議の日時と場所は提示せず、北朝鮮側の迅速な返答を求めている。
 柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官は28日、声明を通じ団地の正常化に向けた最後の協議を北朝鮮に提案するとともに、再発防止に対する明確な約束がない場合、「重大な決断」を下すと明らかにした。

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