【ソウル聯合ニュース】長期不況のあおりで高価格の輸入ミネラルウオーターの売り上げが今年は一部の大手スーパーで2桁台の減少となった。21日に流通業界筋が明らかにした。
 業界トップのイーマートによると、今年上半期(1~6月)の輸入ミネラルウオーター販売が前年同期に比べて9.3%減少。昨年には、同マートの輸入ミネラルウオーター販売が上半期には下落したものの下半期には2桁台の増加を見せていた。
 海外のミネラルウオーターは国内ブランドより価格が高いため、昨年からの不況が響いて消費が伸び悩んでいると同マートは説明した。
 イーマートの自社ブランド「蓬坪泉水」は500ミリリットル入りが290ウォン(約26円)、「三多水」は同じ容量の製品が380ウォンで販売されている。これに対して、代表的な輸入製品のフランス産の「エビアン」は同サイズの価格が1150ウォン、カナダ産の「ウィスラー」は1750ウォンとなっている。
 また、国産ミネラルウオーターでも深海水や炭酸水など高級ミネラルウオーターが発売されたことが、輸入ミネラルウォーター市場の縮小に拍車をかけたとの指摘もある。
 スーパー大手・ロッテマートの場合、今年上半期のミネラルウオーターの売り上げは昨年同期比53.5%激減した。

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