【東京聯合ニュース】日本の安倍新内閣の官房長官に就任した菅義偉氏が、植民地支配と侵略の歴史を認め謝罪した1995年の「村山談話」を踏襲する考えを示した。
 菅官房長官は27日未明、初閣議後の記者会見で村山談話について、「これまでの歴代内閣の考えを引き継ぐ」と述べた。
 しかし、安倍晋三首相はこれとは異なる見解を示していた。9月の自民党総裁選後、講演などを通じ、村山談話と旧日本軍従軍慰安婦の強制連行を認め謝罪した「河野談話」(1993年)は誤った歴史認識に基づいているとして、修正する考えを明らかにしている。
 菅官房長官の発言は、安倍政権が村山談話の見直しを進める場合に予想される、韓国や中国などの反発を意識したものとみられる。

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