【ソウル聯合ニュース】韓国統計庁が4日に発表した統計によると、昨年生まれた子どもの期待寿命(出生時の平均生存年数)は81.2歳で、前年に比べ0.4年、10年前に比べると4.7年延びた。男性は77.6歳、女性は84.5歳で、いずれも前年に比べ0.4年長くなった。10年前に比べると、男性は4.8年、女性は4.4年延びている。
 ある年齢の人があと何年生きられるかを示す期待余命は、20歳男性が58.2年、女性が64.9年、40歳男性が39.0年、女性が45.4年、60歳男性が21.4年、女性が26.5年。
 昨年の出生児が80歳まで生きる確率は、男性が52.5%、女性は75.2%だった。10年前と比べ、男性は16.3ポイント、女性は14.8ポイント拡大した。
 期待寿命が最も長い市・道はソウル市(82.7歳)で、次いで済州道(82.2歳)、京畿道(81.7歳)、大田市(81.3歳)と続く。最も短いのは忠清北道で80.1歳。
 また、昨年生まれた子どもががんにかからないと仮定した場合、期待寿命は男性が4.7年、女性は2.7年延びる。出生児ががんで死亡する確率は、男性が27.7%で女性(16.6%)を上回った。
 韓国人男性の期待寿命は経済協力開発機構(OECD)平均に比べ0.6年、女性は2.0年長い。男性は2008年にOECD平均を上回ったが、期待寿命はOECD34加盟国のうち20位と低い。女性は6位と上位につけている。
 期待寿命が最も長い国と比較すると、男性はスイスより2.7年、女性は日本より1.9年、それぞれ短い。

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