【モンバサ(ケニア)聯合ニュース】昨年4月にケニア近郊でソマリア海賊に拉致され、今月1日に約1年7か月ぶりに解放されたシンガポール船籍の化学物質運搬船「ジェミニ」の韓国人船員4人が、3日午前(日本時間同日午後)にケニア・モンバサの港に到着した。
 パク・ヒョンヨル船長をはじめとする4人は長期間の監禁生活で疲労の色が濃かったが、健康状態は比較的良好に見えた。
 パク船長は港に到着後、記者らに対し「解放交渉を行った船会社やこれを支援した韓国政府、関心を持ってくださった国民に感謝する」と述べた。
 また、船員の一人は「家族のことを考えて持ちこたえることができた」と、監禁生活を振り返った。
 船員らは現地で簡単な健康診断を受け、休息を取った後にナイロビへ移動し、4日午前に帰国の途に就く予定だ。

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