サムスン電子の社屋=(聯合ニュース)
サムスン電子の社屋=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サムスン電子、現代自動車、起亜自動車の3社の純利益が、韓国30大企業全体の半分以上を占める見込みだ。
 金融情報会社FnGuide(エフエヌガイド)によると、株式時価総額上位30大企業の今年純利益推定値は計67兆5000億ウォン(約4兆7500億円)だった。このうち、サムスン、現代自、起亜自の純利益推定値合計は全体の55%を占める36兆7000億ウォンと集計された。
 サムスンの純利益推定値は22兆7000億ウォンで、全体の約34%を占めた。現代自は9兆6000億ウォン(14%)、現代自グループの起亜自は4兆5000億ウォン(7%)の純利益を上げると見込まれた。
 2012年の営業利益推定値でも、3社が全体に占める割合は半分に肉薄する。
 大企業間のこうした「業績二極化」現象は昨年よりもさらに深まったと言える。2011年に30大企業の純利益で、サムスン、現代自、起亜自が占める割合は約44%だった。
 シンクタンク、資本市場研究院の企業政策室関係者は、「大きな利益を上げること自体は望ましい。サムスン電子、現代自、起亜自は世界的な企業ではあるが、それだけグローバルリスクにさらされている」と指摘した。
 また、「韓国は規模の大きい少数企業に依存するよりは、さまざまな業種で主要企業を育成する必要がある」と話した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0