【ソウル聯合ニュース】教育科学技術部は13日、リチウム2次電池の急速充電・放電技術を韓国研究陣が開発したと明らかにした。
 同部によると、蔚山科学技術大学・親環境エネルギー工学部のチョ・ジェピル教授の研究チームが、炭素でコーティングされた単結晶ナノ粒子のクラスターを電極物質として利用することで、充電時間は短く、出力は高いリチウム2次電池を開発することに成功した。
 充電時間は市販の電池に比べ30分の1から120分の1に短縮され、平常時の300倍に達する電流を流すことで、わずか6秒で容量の50%を放電させられる高出力を備える。
 この研究は、1分ほどの短時間で充電できる電気自動車(EV)用電池の開発などに応用できるものと、研究陣は期待を寄せている。
 研究結果をまとめた論文は、応用化学分野で権威の高いドイツの学術誌「アンゲヴァンテ・ケミー」国際版に掲載された。

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