【ソウル聯合ニュース】国連で北朝鮮の人権問題を担当するマルズキ・ダルスマン特別報告者が北朝鮮の周辺国に対し、北朝鮮脱出住民(脱北者)を強制送還しないよう求めたと、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が23日伝えた。
 周辺国は事実上、中国を指すもの。ダルスマン氏は先週の国連人権理事会に提出した定期報告書で、送還された脱北者が強制労働を強いられたり、管理所に収監され苦痛を受けているとの証言を紹介。「ノン・ルフールマン原則」を尊重して脱北者全員を保護すべきだと促した。ノン・ルフールマン原則とは迫害を受けかねない難民らの送還を禁じるもの。
 今回提出された報告書は来月12日に国連人権理事会の定例会議で協議される。

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