【釜山聯合ニュース】韓国の大亜高速海運が10日に韓国・釜山港国際旅客ターミナルで、釜山~博多(福岡市)航路への旅客船就航式を開く。同社が9日、明らかにした。
 超快速旅客船「ドリーム号」(303トン)は、水曜日を除く週6往復運航。釜山港を午前9時、博多港を午後2時45分に出発する。3メートルの波にも大きく揺れることなく、3時間15分で結ぶという。
 年間約30万人が利用する同航路は現在、JR九州高速船の「ビートル」、韓国・未来高速の「コビー」、貨客船「かめりあ」が運航している。後発の大亜高速海運は他社より運賃を低く設定しており、乗客の誘致競争が過熱すると予想される。旅行会社による値引き競争の結果、船会社が経営難に陥り運航にも影響を及ぼす可能性も懸念されている。
 実際に大亜高速海運は、14年間にわたり釜山~対馬(長崎県)で旅客船を独占運航してきたが、昨年2社が新規参入し、運賃も大幅に下がった。

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