今回の訪朝が、昨年起きた韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受けて、韓国政府が同年5月に発表した対北朝鮮制裁措置に反するのではないかとの指摘には、「開城工業団地は南北が経済共同体を目指すことができる重要な道であり、平和共同体として進むための重要な場所であるため、対北朝鮮制裁措置の中でも開城工業団地に対しては少し柔軟性を持って対処するよう政府と努力していく」と明らかにした。
また、追加訪問の計画については、今回の訪朝は実務訪問だと考えているとして、「機会があれば政治的な訪問も考慮する。問題は北朝鮮側の誠意ある態度だ」と強調した。
同団地の発展策については、ソウルと団地間の道路が劣悪で補修を政府に要請していくと話した。制裁措置による資金削減などで窮地に立たされた企業があり、解決策を模索し、消防署設置や医療施設拡充も検討すると明らかにした。
一方、訪朝中に北朝鮮当局者と接触したかどうかについては「まったくない」と述べた。
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