【ソウル聯合ニュース】韓国銀行が27日に発表したところによると、4~6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比3.4%の増加と、2009年7~9月期(1.0%)以来1年9か月ぶりの低水準となった。また、4月に韓国銀行が提示した見通し(3.8%)を0.4ポイント下回った。
 前年同期比の成長率は、昨年4~6月期の7.5%から同7~9月期には4.4%に下落。同10~12月期には4.7%を記録したが、今年1~3月期には4.2%に再び下落した。
 前四半期比の成長率は0.8%で、1~3月期(1.3%)より鈍化した。
 経済成長率の鈍化は、建設投資の不振と輸出の伸び悩みが主因となっている。輸出は前年同期比の増加率が10.2%と前四半期(16.8%)を下回った半面、輸入は機械類や金属製品の輸入が増え7.9%増加した。建設投資は8.6%減少し、1年にわたりマイナス成長を続けた。
 一方、民間消費は衣類や履物などの準耐久財や飲食料品などの非耐久財が好調を見せ3.1%増加。設備投資は半導体製造用機械、航空機などを中心に7.6%増加した。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0