【ワシントン聯合ニュース】米下院の歳入委員会が、韓国などとの自由貿易協定(FTA)履行法案に対する審議に着手する。
 同委のキャンプ委員長(共和党)は5日、韓国、コロンビア、パナマとのFTA履行法案の草案審議に向け、7日午前10時に会議を開催すると所属議員らに通告した。
 ただ、キャンプ委員長が提示した審議案件にはオバマ大統領と与党民主党が求めている貿易調整支援(TAA)制度の延長問題が含まれておらず、反発が予想される。
 米通商代表部(USTR)のカーク代表は下院歳入委の審議着手を歓迎しながらも、TAA問題を審議案件に含めていないことに遺憾の意を表明した。
 同問題をめぐっては、米上院財政委員会のボーカス委員長(民主党)が先月30日にFTA履行法案に対する模擬逐条審査(Mock Markup)に着手する方針を明らかにしていた。しかし、共和党側はTAA延長案が含まれたFTA履行法案に反発し、審議できなかった。
 下院多数党の共和党側はTAA延長案を排除したFTA履行法案審議に乗り出すとの立場だが、今回は民主党が反発する可能性が高いとみられる。

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