【ワシントン聯合ニュース】米ホワイトハウスは28日、韓米自由貿易協定(FTA)批准のネックとなっていた貿易調整支援(TAA)制度問題について議会と合意に至ったと明らかにした。
 カーニー大統領報道官は同日発表した声明を通じ、TAA制度の延長に向けた主要条件について合意が得られたと明らかにした。オバマ大統領は米労働者が中流層の地位を維持できるよう良い職場に就職できる最善の機会を保障するTAA制度の主要な要素を受け入れたと説明した。また、「韓国、コロンビア、パナマとのFTAの進展に向け動き出すときだ」と述べ、議会に早期批准を促した。
 ホワイトハウスと米議会がTAA制度延長に合意したことで、韓米FTA批准に向けた議会の手続きが迅速に進むとみられる。上院財務委員会のボーカス委員長は同日に声明を出し、韓国などとのFTA批准案に対する模擬逐条審査(Mock Markup)を30日から始めると明らかにした。

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