【ソウル24日聯合ニュース】北朝鮮の食糧援助問題をめぐり24日から訪朝する米国の調査団が、来月2日まで現地で食糧需要についての調査を行うと伝えられた。
 複数外交筋が伝えたところによると、キング北朝鮮人権問題担当特使率いる調査団は、国務省の国際開発局(USAID)海外災害援助担当の8人ほどの編成で、中国・北京を経て航空機で平壌入りするという。北朝鮮内では複数グループに分かれて活動する。
 キング特使は28日まで平壌に滞在し、北朝鮮外務省の李根(リ・グン)米州局長をはじめとする当局者と会い、食糧分配のモニタリング問題などを話し合うとみられる。専門家グループは来月2日まで地方で調査活動を行う。慈江道、咸鏡南道地域などを訪問すると伝えられた。
 米国政府はキング特使の訪朝後、韓国政府との協議を経て、北朝鮮への食糧支援を再開するかどうか、決定する方針だ。米国が食糧支援を再開すれば、こう着状態にある朝鮮半島情勢が対話局面に転換する弾みになるものと期待される。

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