会見を行う朴賛浩投手=21日、ソウル(聯合ニュース)
会見を行う朴賛浩投手=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル21日聯合ニュース】17年間にわたる米大リーグでの選手生活に終止符を打ち、日本プロ野球のオリックスで新たなスタートを切る朴賛浩(パク・チャンホ)投手が21日、ソウルで記者会見を開いた。
 朴投手は「悩みに悩んだ末、日本進出を決めた。どこで野球をするかより、どのように野球をするかが重要だ。より多くの経験を積みたい」と意気込みを示した。
 以下は一問一答。
――具体的な契約条件は。
「契約期間は1年で、年俸120万ドル(約1億円)プラス出来高払い100万ドルだ」
――契約終了後の進路は。4年ぶりに先発投手として登板する負担はないか。
「先月、初めてオリックスから先発投手としてプレーしてほしいという話を頂いた。移籍先を探す上で、先発で挑戦するという部分が大きな比重を占めた。契約期間1年は自ら希望した。ほかの大半の条件も先に提示した。1年間、日本の野球を経験し、成績や感じた点などを踏まえ、2012年の進路を決めることになりそうだ。最終的な目標として、韓国への『進出』を望んでいる。韓国のプロ野球選手としてプレーしたことがないので、復帰ではなく進出という表現が合っているのではないか」
――李承ヨプ(イ・スンヨプ)内野手と同じチームになったが。
「李選手がいるということは、オリックス入団を決めるときに影響を与えた。日本で成績が悪ければ、これまで積み上げてきた名誉が損なわれる可能性もあるだけに周囲の反対もあった。しかし、李選手がいるということは大きな力になり、互いに助け合うことができるだろう」
――米大リーグでの生活を終えた感想は。
「非常に残念だが、残念だと思い続けていては切りがない。多くの経験を重ね、多くのものを得た。野球選手として生き残る方法を学んだ」
――現役としていつまでプレーする予定か。
「欲を言えば、末永く現役でいたい。体力と健康が許す限りは選手生活を続ける」
――先発投手としての意気込みは。
「何勝を挙げるかについて話すことよりも、自分でコントロールできる部分に神経を使いたい。春季キャンプでしっかり準備したい」
――オリックス入団は米大リーグ引退を意味するが。
「淡々としている。悲しいことでもあるが、もし韓国に帰ってきたときもこういう気分だろうかとも考えてみた。選手生活は米国で終えると予め発表していたなら、とっくに心に区切りがついていたかもしれないが、偶然、知人を通じオリックスとの縁ができた。オリックスの本拠地は大阪だ。ロサンゼルスのように大阪も多くの同胞が暮らしているので期待も大きい」

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