【ソウル21日聯合ニュース】知識経済部は21日、ベトバムで韓国・ベトナム資源協力委員会を開き、エネルギー、資源分野での協力について協議したと明らかにした。委員会には同部の朴永俊(パク・ヨンジュン)第2次官が出席した。
 委員会で両国はベトナム北部・ゲアン地域のレアアース(希土類)鉱床を共同で探査することで一致した。韓国地質資源研究院とベトナム地質資源研究所は研究調査協力に関する了解覚書を締結した。
 また、韓国鉱害管理公団や泰光パワーホールディングスなどによるコンソーシアム(企業連合)はベトナム石炭鉱物公社と炭鉱開発を進めることにした。泰光パワーホールディングスは45億ドル(約3766億円)規模の石炭火力発電所事業を本格的に推進する。2012年に着工し、2016年に第1段階の商業運転を開始する計画だ。
 また、韓国石油公社とベトナム石油ガス公社(ペトロベトナム)はベトナムと第三国で新規事業を行うほか、東洋鋼鉄はベトナム石炭鉱物公社と共同で計4000億ウォンを投資し、現地にアルミニウム製錬工場を設立する予定だ。ベトナムはアルミニウムの原料となるボーキサイトの埋蔵量が世界4位で、東洋鋼鉄は韓国の年間消費量の4分の1に相当するアルミナ60万トンの独占権を得た。
 朴次官は韓国の資本と技術、ベトナムの良質な労働力が結合し、相乗効果の最大化を期待できると述べた。その上で、レアアース鉱床の共同調査や環境に配慮した鉱山開発、原子力発電などの分野での協力を呼びかけた。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0