李明博大統領=(聯合ニュース)
李明博大統領=(聯合ニュース)
【ソウル13日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は13日の第54回ラジオ・インターネット演説で、今月初めに妥結した韓米自由貿易協定(FTA)追加交渉について、韓国製自動車が優れた競争力を持つため、譲歩できる部分で譲ることで、より大きな経済的利益を得ようとするものだと説明した。
 韓米は追加交渉で、焦点だった乗用車の関税について、双方とも発効から4年間維持した後に撤廃と、従来よりペースを遅らせる内容に修正した。
 李大統領は、一角では自動車部門で韓国が大きく譲歩したとの声もあるが、ことしだけでも米国に輸出する自動車は95万台に上り、反対に輸入は1万2000台にとどまっていると述べた。
 また、自動車部品については米国での関税4%が即時撤廃されるため、急増している部品輸出をさらに増やすことができ、現地生産自動車の競争力も引き上げられると説明。「中小企業の輸出を大きく拡大できるという点で、非常に意味がある」と評価した。
 続けて、韓米FTAは全分野で総合的に評価する必要があるとしながら、FTAにより韓国の国家競争力が一層高まり、さらに多くの雇用が生まれるものと期待を示した。「経済同盟を締結することで、(韓米の)安保同盟もさらに強固になったと言える」と強調した。
 演説はKBS第1ラジオ、交通放送、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」で放送された。


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