米国市場で前年比50%増の販売を記録した現代自動車「ソナタ」=12日、ソウル(聯合ニュース)
米国市場で前年比50%増の販売を記録した現代自動車「ソナタ」=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル12日聯合ニュース】現代自動車は12日、米国市場での年間販売台数が初めて50万台を突破したと発表した。現代自は1986年に「エクセル」の投入で米国に進出した。
 同社米国販売法人関係者は「現代自動車の高い品質や業界最高の品質保証、ディーラー満足度向上に対する顧客の認知度が以前に増して高まり、販売も増えている」と評価した。
 現代自は米国進出初年、「エクセル」を16万8882台販売。翌1997年の販売台数は26万3610台に急増したが、整備網や品質管理が追い付かず、ブランドイメージを落とした。1988年は販売台数が9万221台に落ち込むなど、販売低迷が続いた。
 その後、1999年に就任した鄭夢九(チョン・モング)会長が品質や現場を最重要視する経営に切り替え、品質が飛躍的に改善し巻き返しを図る土台が築かれた。1999~2001年の3年間で、販売台数はそれぞれ10万台、20万台、30万台を突破し、2003年には40万台超えを達成。2005年には韓国自動車メーカーとしては初めて米国に完成車工場を建設した。開発から生産、販売、アフターサービスまでを現地化する本格的な米国現地生産時代を切り開いた。
 世界の景気低迷による需要急落にも、米国市場で毎年40万台以上を販売し、ことしは新型「ソナタ」や「ix35(韓国名:ツーソンix)」など優れたデザインや高品質を誇る新車を次々と米国市場に投入。50万台の販売を達成した。
 販売台数をモデル別にみると、「ソナタ」が前年比50%増の18万3295台で最も多く、「ix35」が135%増の3万6333台、「ジェネシス」と「ジェシスクーペ」が合わせて23%以上増の2万7070台などと続く。
 同社は来年も、高級セダンからエコカーまでさまざまな新車を米国市場に投入し、販売成長を維持する方針だ。来年初めは「エクウス」と「ソナタ」のハイブリッドモデルを米国市場で発売する予定。また、「新型アバンテ」も投入し、「ソナタ」「サンタフェ」とともに販売トップ3に育成する考えだ。


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