【ソウル8日聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)が8日までに公表した財政見通し報告書によると、韓国の2015年の国内総生産(GDP)比の国家債務は23.9%で、IMFに加盟する29の先進国・地域のうち香港(0.5%)、オーストラリア(21.3%)に次いで良好と予想された。ことしの韓国の債務比率は32.1%と見込まれ、5年の間に8.2ポイント大きく比率が下がるとの見通しだ。
 2015年のIMF加盟先進国の平均債務比率は108.2%、主要20カ国・地域(G20)平均は81.4%、先進7カ国(G7)平均は122.5%と推計された。
 IMFはまた、韓国のことしの債務比率は32.1%で、昨年より0.5ポイント下落すると見通した。IMF加盟先進国・地域では香港(0.6%)、オーストラリア(21.9%)、ニュージーランド(31.0%)に次いで4番目に良好との予測だ。
 韓国の国家債務比率は、2006年の30.1%から2007年は29.7%、2008年は29.0%と下落してきたが、昨年は政府が世界的経済危機を受け景気てこ入れの財政拡張政策を取ったため、32.6%まで急騰した。IMFはことし以降の比率について、2011年は30.5%、2012年は29.0%、2013年は27.2%、2014年は25.5%、2015年は23.9%と、改善を続けると予測している。

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