今後の景気局面を予告する先行総合指数は前年同月比3.4%で、前月より1.5ポイント下落した。これで10か月連続の下落となった。
企画財政部のユン・ジョンウォン経済政策局長は「自動車と半導体が9月の秋夕(中秋節、22日)など季節的要因で調整され、前月比で大幅に落ち込んだようにみえるが、状況は大変良かった」と説明した。全体的に韓国経済の成長速度が正常化するなかでやや緩やかになっているものの、11月は前月より良くなるだろうと見通した。
業種別生産は、前年同月比で機械装備が38.3%、半導体・部品が13.6%と高い増加率を示したのに対し、衣服・毛皮(マイナス8.8%)、皮革・履物(マイナス1.4%)などは落ち込んだ。前月比では化学製品(4.2%)、1次金属(3.8%)、繊維製品(3.3%)などが増えたが、半導体・部品(マイナス8.7%)、自動車(マイナス12.4%)、機械装備(マイナス4.3%)などは減少した。
生産者製品出荷は前年同月比13.5%増、前月比で3.4%減となった。半導体・部品(16.8%)、機械装備(38.3%)、自動車(19.6%)などが高い増加率を示している。
在庫は前年同月比で衣服・毛皮(マイナス18.0%)、皮革・履物(マイナス12.2%)などが減った一方、自動車(38.4%)、半導体・部品(59.7%)などが大きく増え、全体で18.7%の増加。前月比では自動車(マイナス4.7%)、映像音響通信(マイナス5.7%)などが減り、全体で1.2%の減少だった。在庫率指数(在庫数量を出荷数量で割った在庫率を指数化)は102.6で前月より2.3ポイント上昇した。
先月のサービス業生産は、前年同月比で3.0%増加、前月比では0.5%の増加だった。小売販売額指数は衣服など準耐久財の販売好調で前年同月より4.2%増加し、前月と比べても0.2%増えた。
設備投資は特殊産業用機械など機械類投資の拡大で、前年同月比10.2%の増加だったが、前月比では機械類と運送装備投資が落ち込み、9.5%減少した。
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