【ソウル29日聯合ニュース】文化体育観光部は29日、女子サッカーに2013年まで185億ウォン(約13億円)支援し、小、中、高、大学に45チームを新設することを目標に掲げた総合計画を発表した。
 支援の内訳は従来の女子サッカーチームの運営費として年間20億ウォンずつ、計60億ウォンを支援するほか、国民体育振興公団が女子サッカーチームを設立し、3年間で計90億ウォンを投資する。また、45チームの設立支援金として3年間34億ウォンを設定。学校チームを現在の57チームから102チームに増やす方針だ。9月のU-17(17歳以下)女子ワールドカップ(W杯)で優勝した代表チームには褒賞金として1億1085万ウォンを支給する予定だ。
 このほか、大韓サッカー協会や韓国プロサッカー連盟も女子サッカーのすそ野を広げるため、毎年10億ウォンを支援する計画だ。
 同部の朴先圭(パク・ソンギュ)次官は、女子サッカーは周囲の無関心にもかかわらずU-20W杯で3位、U-17W杯で優勝するなど、成長の可能性が非常に高い種目だが、極めて劣悪な環境下にあったと指摘。選手不足や経済的な問題によるチームの解散、新設を避ける傾向、大学・失業チームの不足などの慢性的な問題を解消し、女子サッカーの持続的な成長と発展を実現することに期待を示した。また、来月2日にスイス・チューリヒで2022年男子W杯の開催地が決定されることを言及し、「今回の支援策が微力ながらW杯招致に役に立てば」と話した。

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