首脳会議会場に到着した李大統領(APEC提供)=13日、横浜(聯合ニュース)
首脳会議会場に到着した李大統領(APEC提供)=13日、横浜(聯合ニュース)
【横浜13日聯合ニュース】日本を訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は13日、日本の横浜で開幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、APECの新成長戦略と20カ国・地域(G20)の強固で持続可能かつ均衡ある成長政策は互いに類似点が多く、今後は戦略的連携が可能だとの見解を示した。また、12日にソウルで閉幕したG20首脳会合での合意を履行する努力への積極的な協力をAPEC加盟国・地域に要請した。青瓦台(大統領府)の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官が伝えた。
 李大統領はG20ソウル・サミットで採択された首脳宣言「ソウル宣言」の内容について詳しく説明しながら、「高成長国家と低成長国家、先進国と新興国など多様な経済状況の代表性を持つという長所もあるが、これにより合意形成が難しいのではないかとの懸念があった。しかし、譲歩と妥協で合意を導き出すことができ幸いだ」と述べた。韓国主導の国際金融セーフティーネットにも言及し、良い成果を挙げることができうれしく思うと語った。
 李大統領は、議長を務める日本の菅直人首相のあいさつの後、米国のオバマ大統領、中国の胡錦濤国家主席に続き3番目に発言を行った。
 李大統領はAPECビジネス諮問委員会(ABAC)関係者らとの懇談会にも出席し、世界経済回復に向けた企業家らの努力を評価し、保護主義阻止を目指すG20ソウル・サミットの合意事項を説明した。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0