【ソウル1日聯合ニュース】昨年初めて薄型テレビ(液晶・プラズマ)の世界市場で販売2位に浮上したLG電子が、3位のソニーとの差を広げ、ナンバー2の座を固めている。
 業界が1日に明らかにしたところによると、LG電子は1~9月に1891万台の薄型テレビを販売し、ソニー(1370万台)に500万台以上の差をつけ2位を記録した。1位は2653万台を販売したサムスン電子。
 この勢いが続けば、LG電子は2年連続でソニーを抑え、サムスン電子に続く2位をキープする見通しだ。ソニーがグローバルテレビ市場での首位奪還を目指し、低価格攻勢など積極的なマーケティングを展開しているなかでの実績とあり、さらに価値が高いと評価される。スマートフォン(高機能携帯電話)戦略の失敗で、最高経営責任者(CEO)が辞任するという危機に陥ったLG電子が、「底力」を見せたとの声も挙がっている。
 同社関係者は、テレビが最も売れる10~12月期が残っているものの、これまでの流れをみると、残る期間にソニーがLGに追いつくのは難しいとの見方を示した。

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