【ソウル18日聯合ニュース】3月の北朝鮮による海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受け、政府が5月24日に韓国領海内の北朝鮮船舶の航行を全面禁止して以降、北朝鮮船舶が53回にわたり領海への侵入を試みたことがわかった。
 海軍本部が18日までに国会国防委員会所属議員に提出した資料で明らかにした。5月24日以降、同月だけで8回を数え、6月には15回に増えた。その後は7月6回、8月7回、9月8回とやや減少したが、今月は15日までに9回と再び増えている。
 海軍は北朝鮮船舶が韓国海域を侵犯した場合、海洋警察と協調し海域外に追い出している。
 一方、合同参謀本部の資料によると、北朝鮮は2006年からことし9月末まで、韓国が海の南北軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)を211回にわたり侵犯したことがわかった。海域別では、黄海が203回、東海が8回。このうち、ことし初めから9月末までが88回を占め、北朝鮮による侵犯が最近急増していると把握された。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0