【ソウル14日聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)がこのほど明らかにした8月の標準化失業率に関する資料によると、韓国の失業率は3.4%で前月比0.3ポイント改善し、調査対象の24カ国中、スウェーデンと並び最も改善幅が大きかった。
 主要先進国では景気鈍化の動きが見られるのとは異なり、韓国は輸出と投資が好調を示し、雇用が相対的に拡大したためと分析される。
 失業率の数字だけをみても、韓国の3.4%は、24カ国で最も低い。
 四半期別でも、韓国の4~6月期の失業率は3.4%と、前四半期に比べ0.9ポイント改善し、調査対象国で最も改善幅が大きかった。
 韓国は非経済活動人口が主要先進国より多く、失業率の客観的な比較が難しい面があるが、3%台の失業率を大きな変動なく維持していることから、OECD加盟国でも韓国の雇用状況は最高水準と言える。
 企画財政部関係者は、雇用は景気の動きに遅れて反映される遅行指数のように、景気が回復してもその影響が表れるのは6~8か月後になると説明。昨年の急速な景気回復が、雇用に少しずつ反映されているようだと話した。

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