【議政府30日聯合ニュース】京畿道が北朝鮮の乳幼児向けの栄養食や粉ミルクなど3億ウォン(約2144万円)相当を支援する。
 京畿道第2庁は31日、民間団体の南北ナヌム、国際支援団体のワールド・ビジョン・コリアと北朝鮮に乳幼児離乳食を支援するための協約式を行い、了解覚書(MOU)を結ぶ予定だ。支援物資は9月から6か月間、黄海北道の託児所などに送られる。
 地方自治体による北朝鮮支援としては最大規模で、一回性ではなく持続的な支援とあり、北朝鮮の乳幼児に実質的な支援になるものと、道は期待している。
 また京畿道第2庁は、先ごろ洪水に見舞われ、大きな被害を出した平安北道・新義州の住民を支援する案も検討している。具体的な支援物資や時期は政府と協議する予定だ。
 同庁が引用した国連食糧農業機関(FAO)の報告書によると、北朝鮮の飢餓人口は750万人で、全人口(2300万人)の32%に達する。特に子どもの37%が慢性的な栄養失調で、発育状態が悪いことが明らかになっている。

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