北の制裁回避偽装会社を調査中、米国務次官補

【ワシントン26日聯合ニュース】クローリー米国務次官補は26日の定例会見で、北朝鮮が現在取られている国際社会の制裁網を避けるため設立した「幽霊会社」のあぶり出しに着手したことを明らかにした。その上で、米国は追加制裁措置を取ると改めて確認し、2週間以内に立場を明らかにできるだろうと述べた。
　クローリー次官補は、米政府が北朝鮮と関連がある海外銀行の100口座以上を追跡中だとの報道内容を確認する質問に、具体的に言及はしないとしながらも、「わたしたちが注意深く見ているものがある」と答えた。
　また、北朝鮮が韓米合同軍事演習に対応し3回目の核実験を強行する可能性については、「情報事項」だとして即答を避けたが、「明らかなことは、現在進行中の軍事演習は防御のための訓練ということ」だと強調。米政府は、北朝鮮が好戦的な発言を減らし、より建設的な行動を取る姿を見たいと述べた。