【高興10日聯合ニュース】韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-1)が10日午後5時1分に打ち上げられたが、離陸から137秒後、高度70キロメートルの上空で通信が途絶えた。羅老号が爆発または墜落した可能性が提起されている。
 韓国宇宙研究院の李柱鎮(イ・ジュジン)院長は会見で、羅老号は離陸から約137秒後、高度70キロメートル、距離87キロメートルの間で通信が途絶えたことが確認されたと明らかにした。通信が途絶えるまではすべてが正常に進められていたことがデータ上で確認されており、羅老号に搭載された科学技術衛星2号の行方を捜す案を講じていると述べた。
 これと関連し、打ち上げが行われた全羅南道・高興の羅老宇宙センター付近の住民からは、羅老号打ち上げの軌跡を見ている際、閃光のようなものを見たと話している。羅老宇宙センターはこれについて言及しておらず、正式の説明会見もまだ確定していない。
 現時点では、離陸215秒後に行われる衛星を覆うフェアリングの分離をはじめ、ロケット1段目の分離、2段目点火、科学技術衛星2号の分離について、確認が困難な状態だ。科学技術衛星を目標軌道に乗せる任務も失敗の可能性を懸念する声も出ている。



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