握手を交わす韓米通商トップ=18日、ワシントン(聯合ニュース)
握手を交わす韓米通商トップ=18日、ワシントン(聯合ニュース)
【ワシントン18日聯合ニュース】韓米の通商トップは2007年6月に交渉妥結した両国の自由貿易協定(FTA)と関連し、11月の米中間選挙前の米議会批准は厳しいが、それ以降にチャンスがあるとの見方で一致した。
 米ワシントンを訪問している外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長は18日、米商工会議所主催の懇談会で記者団と会い、同日に米通商代表部(USTR)のカーク代表と通商トップ会談を行い、こうした米国の立場を確認したと明らかにした。米国側は韓米FTAの批准手続きを必ず完了させるという強い意志で、議会と協議を進めていると伝えた。
 米国側は両国の意見が対立している自動車や牛肉の貿易問題と関連し、問題提起の準備ができていないとの立場を示したが、FTAの履行には強い意志を表明したという。
 また、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」の一環として、米国がアジア太平洋7カ国を対象に推進している環太平洋FTA問題と関連しては、先に韓米FTAを解決すべきだという認識で一致したと、金本部長は伝えた。アジア太平洋7カ国との貿易懸案のうち、60%は韓米FTAが批准されれば自然に解消されると付け加えた。
 一方、金本部長は懇談会で、米国側がFTA問題について非関税障壁や不公正貿易慣行などを具体的に指摘すれば、問題を見つけ是正する用意があると述べた。ただ、市場規模や貿易規模が異なる現実を無視したまま、特定品目の貿易不均衡を問題視し、該当品目に対する数字(貿易収支)の均衡を求めるのは誤ったアプローチだと指摘した。

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