【ソウル28日聯合ニュース】韓米軍当局は28日、第24回韓米安保政策構想(SPI)会議を開き、前日から続いている黄海・北方限界線(NLL)海域への砲撃など北朝鮮の軍事動向について意見交換した。
 会議はソウルの国防部庁舎で非公開で開かれ、韓国は北朝鮮の軍事動向について、NLL周辺での挑発行為や最近の冬季演習現況などを詳しく説明した。
 双方は、韓米連合の監視資産を通じ北朝鮮軍の動向を精密監視するなど、有事に備えた万全の体制を整えているという点で見解を同じくし、政策的協調を一層強化していくことにした。米国は北朝鮮の挑発行為に対し強い懸念を表明したという。
 韓米はまた、朝鮮半島有事の際に両国の軍事的対応と協力体系を総括的に盛り込んだ韓米軍事指針制定問題についても意見を交わしたと伝えられた。
 国防指針には、朝鮮半島有事に対し米軍増員戦力保障や核拡張抑制の具現意志、在韓米軍の安定的な駐留状況の保障などの内容が盛り込まれるとされる。両国は10月にワシントンで開かれる韓米安保協議会(SCM)で最終確定する方針だ。
 この日の会議には韓国からチャン・クァンイル国防政策室長が、米国はシファー米国防副次官補(東アジア担当)がそれぞれ代表として出席した。

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