【ソウル14日聯合ニュース】斗山重工業は14日、チェコ・シュコダグループの発電設備専門業者シュコダ・パワーを買収する契約を現地で締結したと明らかにした。
 シュコダグループは1859年に設立された150年の歴史を持つチェコの代表的企業。タービン基幹技術を保有するシュコダ・パワーは、1904年からタービン生産を始め、世界62カ国に約450基のタービンを供給している。
 斗山重工業は、シュコダ・パワー株100%を4億5000万ユーロ(約593億円)で買収する。これでボイラー、タービン発電機など発電所3大中核設備の基幹技術を確保し、発電設備分野で米ゼネラル・エレクトリック(GE)、独シーメンスAG、仏アルストムなど、グローバル先進企業と競合する基盤を整えることになる。特に、発電設備の中でも高度の技術を要するタービン産業分野で基幹技術を確保したことで、技術競争力の強化はもちろん、事業チャンスを拡大する効果を得られると、斗山重工業は期待している。
 朴知原(パク・チウォン)社長は、今回の買収で2020年ベースで年間売上高5兆3000億ウォンの相乗効果が発生すると期待を寄せた。シュコダ・パワーと子会社の斗山バブコックを主軸に、欧米など先進市場を積極的に攻略していく構えだ。
 斗山重工業はシュコダ・パワーの買収を機に、タービン分野で2020年には売上高2兆6000億ウォン、世界市場シェア10%以上の業績を達成するとの戦略を掲げている。
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