【ソウル25日聯合ニュース】景気低迷のあおりで、第2四半期はインターネット通販を含む電子商取引(Eコマース)の取引額増加率が過去最低を記録した。
 統計庁が25日に発表した第2四半期の動向資料によると、同期の電子商取引の総取引額は166兆9030億ウォン(約12兆6844億円)で、昨年同期に比べ6.0%増加した。関連統計の集計が始まった2001年以降で最低の増加率を記録した第1四半期(7.6%)を下回り、最低記録を更新した。一方で、第2四半期の総取引額は世界的な金融危機が発生した昨年第3四半期(166兆7830億ウォン)と第4四半期(166兆4580億ウォン)を若干上回っており、電子商取引市場も底打ちしたとの観測を可能にしている。
 統計庁関係者は「電子商取引はこれまで景気とは無関係に2けた成長を続けてきたが、最近は成長が鈍っている。ただ、経済危機の余波からは抜け出し、回復局面に入ったとみることができる」と話す。
 取引主体でみると、企業間取引(B2B)が143兆2180億ウォンと、前年同期比1.0%の増加に転じた。企業対消費者の取引(B2C)は18兆9760億ウォンで同64.7%増。 
 また、第2四半期のネット通販取引額は4兆8430億ウォンと、前年同期比11.0%、前四半期比3.2%、それぞれ増加した。ネット通販が小売販売額に占める割合は2007年の6.9%から2008年が7.5%、今年上半期は7.9%と、拡大が続いている。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0