【ソウル29日聯合ニュース】政府が大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)への全面参加を26日に発表した後も、南北海運合意書に基づいた南北海事当局間の疎通・船舶運航は引き続き行われているもようだ。
 統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は29日の定例会見で、前日に北朝鮮側が海事通信網を通じ、北朝鮮船舶の韓国海域新規運航許可を申請するなど、南北海事当局間の通信が正常に行われていると説明した。北朝鮮は韓国によるPSI全面参加などに対し非難を続けながらも、南北海運合意書に基づき通常の手続きを引き続き順守しているという。また、北朝鮮船舶は南北海上航路帯を特異な事項なく運航しており、現在は韓国海域で北朝鮮船舶2隻が運航中だと付け加えた。
 北朝鮮による25日の核実験以降、民間の訪朝を制限しているが、急がれる人道的支援のための物資搬出は正常に行われていると話した。ただ、工事設備、資材搬出など急ぎではない支援物資については搬出時期の調整を団体側に求めているという。
 李副報道官は、北朝鮮が27日に休戦協定の拘束を受けないと発表したことと関連し、開城工業団地をはじめとする南北交流現場に特異な動向はないとした。北朝鮮は本日付けの陸路通行同意書を送付してきており、北朝鮮内の韓国国民の身辺安全にも問題がないと説明した。
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